めっきり更新なしなこのブログですが、PCの写真フォルダから娘のおままごとキッチンの制作写真が発掘されたので、今日はこのままごとキッチンの制作期でも綴ろうと思います。
なんせ作ってから4,5年経っているので結構記憶が曖昧、説明も曖昧ですが、もしお子さんにオリジナルのキッチン作ってあげようかな〜という方がいたら参考にしてみてください。

サイズは幅約48cm、高さ約72cm、奥行き約32cmです。
市販のままごとキッチンよりは大分コンパクト。だけど卓上のタイプよりは本格的に遊べる作りになっています。上棚の下面にはIKEAのタッチ式の小さいライトをつけたので、灯りもつきます!
2歳ごろの娘はお出かけ先でままごとキッチン見つける度に一心不乱に遊んでいて、そんな娘に家にもままごとキッチンを置いてあげたいなと思ったのがきっかけです。
けど市販のはお値段もさることながら、サイズが狭いマンションには大きい。
なんとか必要最低限の機能は備えつつ、DIYでそれっぽく作れないかなと思ってトライしました。
作る上での条件はこんな感じ↓
・幅は45~50cm。遊びやすいようにある程度天板のサイズは広げたい。
・置き場所候補のカーテン丈や他の子供家具と並べる事を考えて高さは72cmまで。
・シンクとコンロがある。コンロは1つでもいい。
・お鍋が引っ掛けられる。(『かけかけしたい』と娘からのリクエスト)
・オーブンレンジ風の扉がついている。
・インテリアに馴染むデザイン。
検索するとワンバイ材(SPF材)で作っている人が多かったので、私も採用することにしました。
ちなみに今回パーツが多くて手書きの設計図では無理だと思い、フリーの3DCADソフトを使いました。

海外のDIYブログを見ると簡単な日曜大工でもCADで設計してるし、私は手で図面を描くと何故か絶対ミスしてしまうのでこれに頼ります。
CAD最大手のAuto Desk社が提供しているフリーCADアプリです。オンラインで使えます。
本当はもっとテクスチャを選べたり、選択しただけでサイズがパッと表示されたり、レイヤー分け出来るのが良かったけど、Macに対応してるアプリを探してインストールして、、が面倒だったのでネットで完結するTinker CADにしました。
Tinker CADは超シンプルで出来ることは少ないけど、その分覚える昨日も少ないのでとっつきやすかったです。日本語も対応してます。おすすめです!
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CADで組み立てたら木取図を持ってホームセンターへ!
DIYするからにはコストは抑えたかったので、ネットで安いSPF材購入することも考えました。しかし品質にばらつきがありすぎるので断念。売っていたホワイトウッドから反りや節が少なくて綺麗目のものを一本一本選びました。

軍手持参で行きました!軍手があると木材運びも格段に捗ります。100均のもので十分なので持って行くのをお勧めします。
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ホームセンターでカットしてもらった材で、まずは棚板と穴の空いた天板作り。1×4材を3つ組み合わせて側面にボンドを塗って、クランプで圧着。大体くっついたら1×1材で裏面から補強します。


苦労の甲斐あって想定より綺麗。
シンクの部分は穴を開けて家にあるステンレスボウルを入れることにしていたので、型をとって組み立てる前にのこぎりで一生懸命穴を開け。
この作業、ホワイトウッドはかなり柔らかい木材なので思ったより大変じゃなかったです。小回りが利く細いのこぎりを使うと慣れていない私でも案外綺麗に出来ました。
天板と棚板の完成です。

天板と棚板は、側面に棚受けを作って留めるため1×1材一本分内側に補強を入れています。先に下穴も。
1×12材から切り出したパーツで、側面と上段の扉を作ります。角を少し落としてやすりがけ。


背面の部分の制作写真が一枚もないのですが・・・1×4材を4本と両端に1×3材を足して作りました。1×4材が幅89mm、1×3材が63mm合計すると幅482mm。
底板は1×12 材の残り部分を活用。
下穴を開けて、背面と側面、底の部分と棚板をドリルで固定していきます。


ちなみに穴のあいた天板は1×2材を棚受けにして上から置いてるだけです。
ボウルの高さと合わなかったので、適当な木の切れ端を挟んで高さ調節しました。
次は鍋をかけたり小物を置いたりする上の棚部分を作ります。


全体が組み上がったら扉をつけます。
普通のオープン棚でも良かったのですが、ここはオーブン風にも使えるよう扉をつけました。
収納内部は細かく仕切ると幼児には使いにくいかも?と思ってあえて仕切ってません。


左右の扉で高さなどが違うと目立つので何度もやり直してたら一部木材が割れてしまいました。
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大変な作業はここまで!あとはコンロのつまみをつけるなど、オプション的な作業です。


コンロのツマミも中々ちょうど良いパーツが見つからず。端材コーナーにあったパーツにネジを無理やりつけて、穴の部分はパテで埋めました。色は娘と一緒にアクリル絵の具を塗りました。娘の好きな水色✨
ツマミを取り付けた板をボンドでくっつけて、コンロ天板を乗せて〜完成!

ホワイトウッドはクランプの跡がつきやすいので、ここにも端材の板など挟むのがおすすめです。
コンロと水道のパーツは自分で作るより買ったほうが早くて多分綺麗!ということでハンドメイドサイトで買うことにしたので一旦ここまでです。(そしてそのまま4年放置してコンロも蛇口もないまま今に至ります)
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子どもが生まれる前のDIYは失敗してもすぐに自転車でホームセンターに駆け込んで部材買い直しに行けましたが、産後はそんな身軽じゃないので、ミスによるやり直し作業を徹底的に無くすべく、今回は詳細に設計を詰めました。
細かいデザインに悩みすぎ&合間にコツコツやってたのもあるけど、実はこの設計作業に1ヶ月くらいかかっています。
6歳になった娘はひとりっ子なのもあり、このおままごとキッチンではもう遊んでくれなくなっちゃったけどインテリアとして馴染むのでそのまま子供部屋置いています。
(コロナ入ってから引っ越した際に、つまみと扉だけ一番上の画像みたいに塗り替えました。お気に入り!)
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