*この記事は2015年の過去ブログからの転載記事です*
初心者向けの手頃な木材
ホームセンターに行ってもずらっと似たような木材が並んでますよね。どれがどれだかって感じですが、そこそこお手頃で初心者にも扱いやすい木材と言えば柔らかめのパイン材もしくはパイン集成材です。
パインとは松の事。集成材は小さな板を集めて加工した物で歪み(反り)が少なく扱いやすいのが特徴です。
1x4や2x4といったワンバイ材、ツーバイ材と呼ばれる規格サイズの『SPF材』もパインやモミ等の柔らかい木材から出来た材料です。
松やモミのような針葉樹は成長が早くてどんどん取れるので安くて柔らかい(脆いとも)。釘やネジが打ちやすく加工しやすいのが特徴です。
個人的にはカスカスだからか程よく軽いのも逆に良い点。
その他ワンバイ材・ツーバイ材に多いホワイトウッドはヨーロッパ産の針葉樹。強度は不足気味ですが普通に使う分には問題なし。白くて綺麗です。
ちなみに無垢の一枚板(つぎはぎじゃない木からそのまんま切り取ったやつ)は木目も繋がってて美しい反面、とっても高いです。
チークやレッドシダーといった色も匂いも素敵な材はもっと高いし、ホームセンターでの取り扱いは少ないです。
日本には流通している木材の種類が少ないらしく、ホームセンターだと安価な素材は限られてます。分からなかったら一にも二にも、お店の方に聞いてみるのが一番です。
買って来た木材にはまずサンドペーパーをかける
お店で木材を買って帰ったら作業前に必ずヤスリがけはしましょう。
というのも以前に木箱を作った際、横着してヤスリをかけずにいきなり組み立ててしまいました。
現在凄くザラザラするのはともかく、ホコリがまとわりついて取れないんです!細かい木の毛羽に絡まってしまっていて雑巾で拭いても中々綺麗になりません。
塗装の出来も左右するので綺麗に作りたい人はサンディング(ヤスリがけ)は丁寧にしましょう。
サンドペーパーの番目について
サンディングにも諸説ありますが、私は初心者が家具を作る場合塗装前は#240だけでざーっとやればOKだと思います。
オイル仕上げや何も塗らないで仕上げる場合は#150位から初めて、
#240、#400あたりで段階的に丁寧にやすりましょう。
サンドペーパーは茶色の、普通のでOKです。数字が小さい方が粗いです。
ヤスリがけして出た木の粉は雑巾やウェットティッシュで良く拭き取って下さい。
固くしぼった雑巾が普通ですが洗う手間を考えるとウェットティッシュの方が楽でした。残っていると次の作業が上手くいかないので、拭けているかもよく確認して下さいね。
ヤスリがけの際はメガネとマスクは必要
粉塵が思いの外舞うので粘膜に入ると結構痛いです。
痛いだけだったら良いのですが、粘膜に入って炎症を起こすと病院に行く羽目になります。(わたしはなりました。。)
マスクは普通の不織布マスク、メガネも持っていなければ100円ショップのモノでもいいです。かけると全然違います。
追記:ネットで木材が買えるお店
以前はホームセンターに通っていましたが、子供が生まれてこまめにホームセンターに行くのが大変になってきました。
子供を連れてでは木材を会計カウンターに持っていくのすら難しい。
なので最近はもっぱらネットショップで購入しています。
メリットはとにかく運ぶ手間がないこと。デメリットは木目や木の状態を選べない事。でも木取図送ったら家に木材が届く手軽さには代えられません。
ただ品質の差が大きいワンバイ材については未だにホームセンターで買っています。同じ値段なのに一本一本節の入り方や色・反り方が全然違うので、なるべく綺麗な物を買いたいからです。ネットで見ると等級を分けて販売している所もあるので、ランクの高い材だと綺麗なものも多いのかな〜と思います。今度試してみます。
材料となる木材については以上です。
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